梅雨末期の大雨、毎年この時期に梅雨前線に南から湿った空気が流れ込み同じ地域で長時間の降雨が続くためである。行政サイドとしては災害の予防策と発生時の対策を検討・実施しておく必要はあるが、予報の正確さや事前対策もある程度の見積もりの上に成り立っているので、想定以上の降水量や長時間降り続ければ大きな被害が出ることになる。それはある程度仕方のないことではあるが、河川が増水し、水があふれたり決壊で家屋の浸水や田畑が水没する災害を毎年のように見ると何とかならないのかという気持ちになる。一方、対策を強化すれば環境破壊や景観に問題が出ることも理解できるので難しいとは思うが、特定地域の気候を制御できるようになる未来に託すしかないのだろうか。
数年前、広島土砂災害で大きな被害が出た地区の旧地名が「蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)」と言われていたらしい。 地名に「悪」、「落」、「蛇」がつくところは地形上の問題があると子供の頃に祖父から聞いたことがある。「住む時は注意しなさいよ!!」と優しく言ってくれたあのときの顔を今も忘れられない。土地の区画整理や再開発等で地名が変わることはよくあるが、先人の知恵や経験で危ないからとそういう名前にしたのだろうから旧地名については謙虚に意味を考え直す必要があると思う。また、旧民主党の馬鹿な仕分けが原因で起きている災害もあり、これは人災といえるものである。蓮舫や辻本はどう責任を取るのか? どうせそこまで考えていなかったのだろうけど。
なんであれ、土砂崩れや増水した河川の影響で命を落とす方も出ているため最新情報の収集と早めの避難をお願いしたい。