徒然なるままに

クレジットカード情報を中心に日々の時事ネタ等も記事にしたいと思います

車の横幅

 自分が普通自動車免許証を取得した40年前、車のナンバーが5から3になる境界は全長470cm、横幅170cm、ホイールベース270cm、エンジン排気量2000cc(高さは省略)でどれか一つでもその値に達すれば税金が36,000円から72,000円になるため、メーカはいろいろと工夫をしていたと思う。トヨタのクラウン、日産のセドリック(グロリア)が5ナンバーのフルサイズで469cm,169cm,269cmだったと記憶している。双方とも3ナンバー車があったが同じボディで前後のバンパーやサイドのプロテクトモールがごつくなるだけで、3ナンバー専用車はセンチュリーとプレジデントだけであった。コロナマークⅡやローレル、スカイラインは一回り小さく、カローラやサニーの横幅は162-3cmだった。外圧による法律改正で3ナンバーの境界はエンジン排気量だけになったため、今や1500cc程度のファミリーカーも3ナンバーが増えてきた。結果として、細い道での離合が難しくなり、駐車場でドアパンチされることが増えた。5ナンバーといえど横幅169.5cmで昔のクラウンと同じくらいの車が多数だ。「車幅は広くなっても道路や駐車場は前のままなんですけど」とぼやきたい。もちろん、側面衝突時の安全性確保というのは大切だし、海外へ輸出する関係でその横幅が大きくなるなることも理解できるが、横幅が狭い方が使いやすいのは諸外国でも同じはずだ。例外もあるが、ある程度制限がある方がいろいろと工夫され良いものができると思う。今更昔の5ナンバーの制限を再登場させることはできないだろうが、良識あるメーカ、開発者はそのあたりを考え、自ら制限を課した上で新車開発をして頂けたらより良い車ができるのではないかと考える。

※3ナンバー専用車にはマツダのロードペーサや三菱のデボネアもありましたが販売台数等の関係で省略させて頂きました。関係者の方、ごめんなさい。