徒然なるままに

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台風12号 迷走台風になるか?

 非常に珍しいコースを辿る台風12号が今朝4時頃に大阪を通過し、現在、瀬戸内海を西方に進んで岡山県あたりに達している。規模も強さも並の台風であるが、ルートが通常とは逆になっており、その原因は気圧配置の影響と思われる。台風の進行方向前後に強力な雨雲が存在するため、先日の豪雨災害で被災された地域の方々は厳重に警戒して下さい。九州の西に高気圧があるため、台風の進行速度が遅くなる可能性があり、風雨の激しい時間が長く続く場合もあるので、避難等の準備を早めにして頂けたらと思う。台風のエネルギー源は大量の降雨である。雨が降れば降るほど台風は強力になるのは以下の理由による。水1gの温度を1度上げるには1カロリーの熱が必要である。しかし、1gの水を水蒸気に気化させるには540カロリー必要となる。反対に大気中の水蒸気1gが水に戻ると540カロリーの凝結熱が解放される。この熱(エネルギー)が台風の勢力を維持しているため、暖かい海上では発達しやすく、上陸するとエネルギーの供給が減少するため台風は弱くなる。この台風が九州の西方に出てから勢力を盛り返し、迷走台風となるのではと自分は危惧している。大阪には1934年の室戸台風、1961年の第2室戸台風が襲来して甚大な被害を出した。自分は第2室戸台風が来た時は4歳だった。強風がすさまじく、風で家が揺れてつぶれそうなギシギシという音をたてていたのを今でも覚えている。家は無事だったが父が使っていた車庫が倒壊した。父はあらかじめ車で外出中で被害はなかったが、それらを見ているので台風は規模を問わず恐ろしいものとして認識している。

 この1ヶ月半で地震、豪雨、台風と災害のオンパレードであるがもう一つ、猛暑も連日のように続いている。この台風で一旦途切れたが、まだ7月末であるので1ヶ月近く暑さが続くだろう。そして、台風のシーズンは夏の終わりから秋にかけてであるのでまだまだ気が抜けない。