セディナが発行しているセディナカードJiyu!da!というクレジットカードがある。セディナが発行する100種類近いカードの中で数少ない永年年会費無料のカードで、思っているより利用頻度が高くなるクレジットカードである。
0.まとめ
このカードは身近なコンビニやイオン等の店舗でポイントアップが効き1.5%還元となることや三井住友銀行のATM時間外利用料が無料になるなど生活に密着したところで使いやすいメリットがある。海外キャッシングも手数料がかからなかったり、ペイジー利用で早期に返済できるため、海外旅行傷害保険は一切付帯していないが海外渡航時に放せないクレジットカードだ。
※事例
数ヶ月前、セディナカードJiyu!da!を申込み、発行してもらった。先日、仕事の都合で銀行に行ったのが19時近くになっていて時間外手数料がかかるはずだった。どうしても入金する必要があったので、手数料も仕方ないとあきらめていた。しかし、手数料がかからなかった。自分は三井住友銀行をよく使うが、SMBCポイントパック口座をセディナカードの引き落とし口座に指定すると、三井住友銀行のATM時間外手数料が無料になったからである。また、コンビニATM利用時の手数料が月4回まで無料になるメリットもある。自分は粗忽であるため、今日のようにうっかり忘れて時間外に慌てて銀行に走り手数料をよく支払っている記憶があるが、セディナカードJiyu!da!を持つことで三井住友銀行に関してはかなり減りそうで嬉しい。まあ、発行目的の1つがこれであったのでうまくいった思いである。このカードは自由に変更できるリボ払いがうりであるが、自分は時間外手数料がかからなくなることと海外で現地通貨をセディナカードでキャッシングして数日後にペイジーで返済でき、手数料や利息をかなり抑えることができる点が良いなと思って発行に至った経緯がある。私のように三井住友銀行の時間外手数料をよく支払っている方はセディナカードJiyu!da!を検討されては如何だろうか。
1.年会費
永年無料
2.ポイント還元率
0.5%
3.ポイント交換
1回あたり500ポイントの手数料が必要になる交換先がある。手数料が発生しない交換先(1ポイント1円で交換)は以下となる。
・nanacoポイント:1,000ポイント
・dポイント:1,000ポイント
・au WALLETポイント:1,000ポイント
・Amazonギフト券:5,000ポイント(1回あたり3万円分まで)
・ドトールバリューカードのドトールポイント:1,000ポイント
・JALマイル:500マイル(1,000pt→500マイル)
4.ポイント有効期限
2年
5.付帯保険
①海外旅行傷害保険
付帯しない
②国内旅行傷害保険
本会員・家族会員対象
死亡・後遺障害:最高1,000万円(利用付帯)
入院保険金:1日あたり3,000円(180日限度)
通院保険金:1日あたり2,000円(90日限度)
③ショッピング保険
本会員・家族会員がカード利用で購入した商品の破損・盗難による損害で最高50万円まで補償。補償期間は購入日から180日間。1事故当たり3,000円の自己負担があり、1万円以上の商品が対象。一括払い、リボ払いの区別無くカードで購入していればよい。
6.追加発行可能なカード
①家族カード
年会費無料
②ETCカード
発行手数料1,000円(税別)、年会費無料
7.メリット
①ポイント優遇
・わくわくポイント3倍:イオン、ダイエー、セブン・イレブン、宇佐美グループSS
・ご優待デー5%off:マルエツ各店舗は毎週日曜日5%割引
・わくわくポイント5倍:藤田観光グループ
詳細は下記リンク先を御参照下さい。
ポイントアップ特典 | クレジットカードを選ぶなら、セディナ(Cedyna)
②セディナポイントモール経由のネットショッピングでの還元率アップ
・対象は約400ショップあり、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!などのネット通販で優遇。セディナカードJiyu!da!では3~21倍になる。
③ショッピング保険の補償期間が長い
・購入日から180日間補償される(他のカードは90日が多く、長くても120日)
④国内旅行傷害保険
・利用付帯
⑤三井住友銀行のATM手数料が無料
・セディナカードJiyu!da!の決済口座を三井住友銀行のSMBCポイントパック契約口座にするとATM手数料が無料になる。また、ゆうちょ銀行ATM、コンビニATM(セブン銀行、イーネット[ファミリーマート・ポプラ等]、ローソンATM)の手数料も月4回まで無料となる。クレジットカード利用代金の引き落としのあった月の「翌々月」に適用されるので自分は毎月1度カードを利用してずっと無料になっている。
⑥海外での現地通貨キャッシング
・海外で現地通貨をセディナカードでキャッシングしても数日後にペイジーで返済でき、手数料や利息をかなり抑えることができる。
8.デメリット
①海外旅行傷害保険が付帯していないこと
②ETCカード発行手数料が1,000円(税別)かかること
③還元率が0.5%と低いこと
9.比較対象カード
本カードと「エブリプラス」、「DCカード Jizile」、「JCB CARD R」を比較したのが下表である。
カード | セディナカード Jiyu!da! | エブリプラス | DCカード Jizile | JCB CARD R |
発行会社 | セディナ | 三井住友カード | 三菱UFJニコス | ジェーシービー |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB | VISA | MasterCard | JCB |
入会資格(年齢) | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 |
審査・発行期間 | - | 最短3営業日 | 通常3~4週間 | 最短3営業日 |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~1.50% | 0.50%~1.00% | 1.42%~1.50% | 1.00%~3.00% |
付与レート | 200円で1ポイント | 1,000円で1ポイント | 1,000円で3ポイント | 1,000円で2ポイント |
追加カード | セディナカード Jiyu!da! | エブリプラス | DCカード Jizile | JCB CARD R |
ETCカード年会費 | 無料(発行手数料1,080円) | 540円 (初年度無料) | 無料 | 無料 |
家族カード年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
旅行保険(利用付帯) | セディナカード Jiyu!da! | エブリプラス | DCカード Jizile | JCB CARD R |
海外 死亡後遺障害 | - | - | 1,000万円 | 2,000万円 |
海外 傷害治療 | - | - | 30万円 | 100万円 |
海外 疾病治療 | - | - | 30万円 | 100万円 |
海外 携行品損害 | - | - | 100万円 | 100万円 |
海外 賠償責任 | - | - | 1,000万円 | 2,000万円 |
海外 救援者費用 | - | - | 50万円 | 100万円 |
国内 死亡後遺障害 | 1,000万円 | - | - | - |
国内 入院保険金日額 | 3,000円 | - | - | - |
国内 通院保険金日額 | 2,000円 | - | - | - |
ショッピング保険 | セディナカード Jiyu!da! | エブリプラス | DCカード Jizile | JCB CARD R |
ショッピング保険 海外 | 50万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 |
ショッピング保険 国内 | 50万円 | 100万円 | 100万円 | - |
「DCカード Jizile」と「JCB CARD R」は海外旅行での傷害保険が付帯しているが、国内旅行の傷害保険はついていない。「セディナカードJiyu!da!」は反対に国内旅行の傷害保険のみである。「エブリプラス」には国内外での傷害保険は付帯しない。DCカード JizileとJCB CARD Rについては別記事にしている。
還元率は初回から手数料のかかる「JCB CARD R」の方が有利であるが、還元率に気を取られて手数料で損をしないようにすることが大切だ。「DCカード Jizile」は1.5%で年会費無料のカードでは最も還元率が高い部類に入るが、1ヶ月に5万円以上利用するとリボ払いになり、手数料が発生するため要注意だ。エブリプラスはマイ・ペイすリボでリボ払いを限度額まで上げておくことで手数料を払うことを回避できる。「セディナカードJiyu!da!」もリボ払い条件を限度額まで上げられるので手数料を払う心配はない。1ヶ月の利用額など使い方によってどのカードが良いかは違うため、リボ払いで損をしないような使い方が大切だ。