自分は今、61歳でもう十分ジジイであるが、二人の子供が未婚でまだ孫がいないためじいさんとは言われていない。母が86歳で昨年5月に転倒して圧迫骨折で1ヶ月入院し老健に3ヶ月入ってリハビリをしたが、一人住まいに不安があったため施設に入った。数年前から痴呆が徐々に進んでいるが本人がそれに気づいたのはつい最近で、携帯電話(ガラ携)でメールを打てなくなりつつあることを自覚したからだ。そういう事情もあって最近やけに電話をしてきて閉口している。確認すると操作を誤ってリダイヤルとなり、電話回数の増えていることがわかったが、いつもたいした用事はないので着信拒否にする時間帯を設定し対応した。このような反面教師がいるので、自分は決して長生きはしないでおこう、長生きをすれば子孫、特に子供や孫のリソースを食いつぶすだけなので、目安として後期高齢者となる75歳までには死ねたらと思う。現状、きわめて健康であるため病死は考えにくく、事故か自分で死ぬしかないのだが、70歳になるまでに決めようと思っている。車の運転は72歳くらいまでで、免許を返納しないがそれ以後は運転をしないでおこうと思っている。先日、69歳で認知症の人が車の運転をすることで家族が反対しても聞く耳持たず、車検切れの車を運転したために逮捕された(
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3439806.html
)。家族、医師、警察から運転しないよう求められても拒否し、車検切れの車を運転したという理由で逮捕し車を押収されたのだが、本人以外はみんな歓迎している。遅かれ早かれ事故を起こして他人を巻き込んだり自分が怪我をするのだからそれを未然に防いだという事で、今後はこういうケースが増えるのだろう。どこかの人権屋弁護士さんは認知症でも車の運転は可能だといわれるが、担当弁護士は事故が起きても責任を取るわけではないので家族としては仕方のないことだろう。電気自動車に乗りたくない自分としてはあと10年ほど内燃機関の車に乗り、それ以後は運転しない。全自動の電気自動車で移動することにはなるかもしれないが。死ぬのは海だ!! と若い頃から考えているが、氷の浮かぶ冷たい海だと体温が急激に奪われて1-2分しか持たないらしいのでそれなら良いかと思っている。または、夜間、天体望遠鏡で夜空を見ている最中に心臓麻痺が起き、望遠鏡のそばで死んでいるのが見つかったということであれば自分らしい死に方だと思っている。遠藤周作がエッセイで、プロレスを見ている老人が興奮して心臓麻痺でなくなったケースを「家族にはお気の毒だが本人は好きなことをしている最中に死ねたのだから幸せだったろう、きっと前世で良いことをされたに違いない」といっている。前世でのことはわからないが自分も好きなことをしている最中に死ねたらと思う。