ENEOSカードという給油時に有利なカードがある。C(キャッシュバック)、P(ポイント)、S(スタンダード)の3種類があって給油量からみると割引の大きい方からC>P>Sとなる。2019年7月よりこれまでのエッソ・モービル・ゼネラルがすべてENEOSブランドに統一されることになり、2018年10月より エッソ・モービル・ゼネラル店でENEOSカードが使えるようになる。
0.まとめ
毎月のガソリン給油量が多い場合はCやPも視野に入るが、年会費を考慮すると一般的にはカードSで十分ではないかと思う。カードCで最大の7円引きとなっても1ヶ月150リッターまでの制限があり、その場合はカードPの方が良いだろう。カードSであればガソリンスタンドで会員価格が適用され、引落時に2円割引きがあるのでけっこう安くなる。ただし、カードへのポイント付与はない。このカードは給油の割引き以外にロードサービスが付いてくることで、24時間365日受付可能なレッカー移動(10kmまで無料)、路上での修理(30分以内無料)である。はっきり言って、JAFと同じ事を無料でしてくれるのである。これは家族カードにも適用される。スマホ用にENEOSカードアプリがあり、ロードサービス依頼時にGPSでこちらの位置がわかるので細かく説明する必要がない。給油以外の一般的なショッピング時の還元率が0.6%であり、還元率としては低いので、他の高還元のカードをする方が良いだろう。
1.年会費
年会費は3タイプとも初年度無料で2年目以降1250円(税別)かかるが、Sタイプのみ年間1回以上給油時にこのカードで決済すれば無料となり、このあたりはシェルPontaクレジットカードと同じである。CやPを選択した場合は利用状況にかかわらず2年目以降年会費が発生する。
2.ポイント還元率
0.6%
3.ポイント交換
ENEOSカード3種類のうちポイントが付与されるのは、PとSの2つである。
貯まっていくポイントはENEOSポイントで、ポイントの主な使い道はENEOSで給油などの購入費に1ポイント1円の割合で値引きとして使える。
ENEOSカードPは、ENEOSでのカード利用(給油・洗車・車検・部品の購入等)の場合1,000円で30ポイント(ポイント還元率3.0%)、一般加盟店では1,000円で6ポイント(ポイント還元率0.6%)付与される。
貯まったENEOSポイントの使い道は、1,000ポイント=1,000円(1,000ポイントから)でENEOSで給油の代金にあてることができる。
ENEOSカードSは、ENEOSにてカーメンテナンス商品購入1,000円で20ポイント(ポイント還元率2.0%)、一般加盟店では1,000円で6ポイント(ポイント還元率0.6%)付与される。ただし、給油の2円割引は引落時に行われるが、カードにポイントは付かないので給油以外にこのカードを使わない場合、カードポイントはいつまでも0のままである。
4.ポイント有効期限
2年(利用日の2年後の月末まで)
5.カードの種類
共通内容
・年会費 初年度無料、次年度以降税別1,250円
・ロードサービスが標準装備
①ENEOSカードC(キャッシュバックタイプ)
1ヶ月のカード利用金額に応じて翌月の燃料油の購入の際に2円引/Lになるなどのキャッシュバックタイプだ。キャッシュバック額については、カード利用1万円未満で1円/L引き、最大で7万円以上の利用で7円/L引きとなる(毎月150Lまで)。
②ENEOSカードP(ポイントタイプ)
カードの利用金額によってエネオスポイントが貯まっていくカードだ。ENEOSでのカード利用(燃料油・洗車・車検・部品の購入など)の場合と一般加盟店での利用によりポイントが付与される(還元率の差あり)。
③ENEOSカードS(スタンダードタイプ)
いつでもガソリン・給油は2円/L引き、灯油1円/L引き、さらにENEOSにてカーメンテナンス商品購入でポイントが付与される。カードSのみ年に1回カード利用で次年度年会費無料となる。ただし、給油によるカードへのポイント付与はない。
6.追加発行可能なカード
①家族カード
永年年会費無料
②ETCカード
発行手数料無料、永年年会費無料
7.メリット
①カーコンビニ倶楽部で車を修理する時の費用が5%割引の優遇サービス
②オリックスレンタカーネットワークのレンタカーを10%割引で利用できる
③各カード利用状況に応じて割引率が上昇する(カードSを除く)
④ETCカードの発行手数料と年会費が無料
⑤ロードサービスが付帯している
8.デメリット
①国内外旅行時の傷害保険が一切付帯しない
②2年目以降年会費が必要となる(Sタイプは無料にするできる手段有り)
③還元率が低い
9.比較対象カード
ENEOSカードC・P・Sの3タイプ以外では、楽天カードが上げられる。ENEOSは楽天カードの2倍ポイントの対象店であるため、利用額の2%のポイントが付与される。現在のガソリン価格がリッター150円前後であれば3円近く安くなることになり、ENEOSカードより割り引かれることになる。楽天カードについては別記事で紹介している。
楽天カードにはENEOSカードのようなロードサービスは付帯しないが、それ以外にメリットが多数有り、給油以外のメリットを享受するだけでも所持しておくべきカードではある。なお経営統合により、2019年7月よりこれまでのエッソ・モービル・ゼネラルがすべてENEOSブランドに統一されることになり、2018年10月より エッソ・モービル・ゼネラル店でENEOSカードが使えるようになる。この時に楽天カードの2倍ポイント店の対象になるか不明であるため、確認次第更新しようと思う。また、楽天カードでは会員割引(SSでの会員扱い)の対象外になっている店舗があり、その場合は会員価格で給油できる本カードの方が得である。楽天カード利用が会員価格でガソリン1リッター100円以上であれば楽天カードが有利であるが、100円未満の場合と会員価格が適用されない場合は本カードが有利である。
※カード発行情報事例
自分は短期間に多くのカードを発行してもらった経緯を
で記したが、ENEOSカードを申し込んだのは終盤であった。会社の電話への在籍確認があったのはこのカードだけで、利用枠も10万円であった。他のカードではたいてい50万円以上の利用枠があったので理由を考えてみた。今までトヨタファイナンス系のカード発行がなかったこと、短期にクレジットカードの多重申込で警戒されたことなどがあげられるが、給油以外で使う目的も皆無だったので5万円でも十分なのだ。1年たたずに枠は20万円に上がっていたが。カード発行側から見れば実績もないのに多重申込をする奴なんて信用できないから当然である。トヨタファイナンスが用心深い会社であることがよくわかる実例で、悪い印象を持たず、しっかりした会社だと考えて頂きたい。そんな会社が発行してくれるENEOS Sカード、給油やロードサービスでメリットが大きいと思う。
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