三菱UFJニコスが発行しているDCカード Jizileというクレジットカードがある。このJizileカードはリボ払い専用であり、年会費無料で高還元率のカードである。
0.まとめ
結論としては、初期にWeb上でリボ払い金額の設定変更が必要な点と年間利用料が67,000円(200ポイント)未満の場合はポイントの有効期限が短くなるので要注意であるが、高還元や保険の自動付帯などメリットの多い魅力のあるカードだと思う。
1.年会費
永年無料
2.ポイント還元率
毎月の利用合計金額1,000円につきDCハッピープレゼントポイント3ポイントが貯まる。1ポイント=5円相当なので還元率は1.5%だ。
3.ポイント交換
①商品交換コース-商品カタログから商品に交換する方法。
②ハッピースウィングコース-他のポイントへ移行・キャッシュバックとネットショッピングで利用できる。
ポイント移行についてはリンク先で御確認下さい。
DCカード ハッピースウィングコース|クレジットカードなら三菱UFJニコス
4.ポイント有効期限
入会初年度の3月末までに貯まったポイントは3年後の3月末まで有効だ。
2年目以降は200ポイント以上の獲得を条件に有効期限が3年後の3月末まで延長される。年度内の合計が200ポイントに満たない場合は同年度の3月末でポイントは失効するため、2月の利用で獲得したポイントが次の月末(3月末)で失効する場合もあり得る。
5.付帯保険
①海外旅行傷害保険(自動付帯)
死亡・後遺障害 最高1,000万円
傷害・疾病治療 最高30万円
救援者費用 最高50万円
賠償費用 最高1,000万円
携行品損害 最高10万円(免責3,000円)
②国内旅行傷害保険
付帯しない
③ショッピング保険:最高100万円(自己負担1万円)
対象:本カードで購入した商品(国内外とも)の損害が購入日から90日間補償。
6.追加発行可能なカード
①家族カード
年会費無料
②ETCカード
発行手数料1,000円(税別)必要、年会費無料
7.メリット
①年会費無料のクレジットカードでは最高還元率1.5%。
②ポイント交換先が多数ある。
③三菱UFJ銀行でDCカードJizileの引き落としがあると、スーパー普通預金(メインバンク プラス)のホワイトステージが適用され、三菱UFJ銀行のATMの時間外手数料108円が特典で回数無制限で無料になる。
④三菱UFJニコス運営のポイントモール「POINT名人.com」利用でポイント還元率をアップできる。
⑤リボ払いの設定を上限の5万円にして、その範囲内での利用は一括払いで1.5%の還元率を享受できる。
⑥リボ払い設定上限の5万円を超えたとしても、サポートデスクに連絡すれば全額支払いにすることも可能だ。
⑦au Walletへのチャージでは1.5%還元のJizileカードとau Walletの0.5%還元で計2%の還元率となる。
8.デメリット
①申込時からわかっていることであるがリボ払い専用カードである。
②年間200ポイント以上でないと次の3月末でポイントが失効するので、年間67,000円以上使う必要がある。
③ETCカードの発行手数料(税別1,000円)が必要である。
④リボ払いの初期設定が5,000円となっているため、カードが届いたら最初に変更しよう。Webサービスで変更しておかないとちょっとした買い物でも利息を払うことになる。
9.比較対象カード
還元率1.5%という条件では、P-one WizやOrico Card The Pointが比較対象となる。どちらもリボ払い専用カードで還元率は1.5%である。
①P-one Wiz
1.5%還元のうち1%が自動的にキャッシュバックとなり、残り0.5%のTポイントが付く。ETCカードは発行手数料が税別1,000円かかり、ETC利用料金は1%値引き対象外なので、年会費無料でもETCカードを発行し利用するメリットは全くない。
②Orico Card The Point
オリコモール経由でのネットショッピング時に1.5%還元となるが、一般店舗での利用時は1%である。
還元率や内容を見ると、DCカード Jizileは年間取得ポイントが200ポイントを上回り、なおかつリボ払いが始まる下限まで使うとすると月額14,000円~50,000円の範囲の中で利用するのが妥当な使い方だろう。P-one Wizは還元率がキャッシュバックとTポイントに別れていてちょっと特殊な還元方法だ。Orico Card The Pointはオリコモール経由のみのネットショッピング限定となる。どれもちょっとクセがあって、利用しやすいカードを選択すればよいだろう。クセのない高還元率のカードとなると少し還元率は下がるが1.25%のREXカードや1.2%のリクルートカードという選択もある。