徒然なるままに

クレジットカード情報を中心に日々の時事ネタ等も記事にしたいと思います

KIPSクレジットカード -近鉄百貨店や系列店舗でメリット大きい-

 KIPSクレジットカードという近鉄系でお得なクレジットカードがある。近鉄と三井住友やMUFGが提携して10種類程度のクレジットカードを発行している。

  

0.まとめ 

 KIPSクレジットカードは近鉄系で生活できる人にはメリットが大きくメインのクレジットカードとして使えるが、そうでない場合には定期券購入やPITAPAでしか使い道がない。奈良市内在住の知人は近鉄系で生活できるタイプで、KIPSクレジットカードが無いと生活に不便で他のクレジットカードをほとんど使うことはないと言っていた。


1.年会費

 年会費1,250円(税別) 初年度年会費無料、次年度以降年間決済額が5万円以上かPITAPAを発行していれば1回以上の利用で無料となる。


2.ポイント還元率

0.5%

 

3.ポイント交換

1KIPSポイント=1円で近鉄百貨店、スーパーマーケットKINSHO、Harves(ハーベス)、あべのアポロシネマ、あべのハルカス美術館、ハルカス300(展望台)等で利用可能。


4.ポイント有効期限

ポイントの有効期限は2年後の3月末まで(JCB)。2年後の1月15日まで(UC)発行元により差がある。

 

5.その他カード情報

①締日・支払日

15日(UCは10日)締め10日(UCは5日)払い

クレジットカード発行会社により差あり


②問い合わせ先

・Kipsコールセンター

  0570-020-383

詳細ページ

KIPSクレジットカードの一覧 - 近鉄グループのKIPSカード

 

お問合せ - 近鉄グループのKIPSカード

 

・紛失盗難デスク電話番号

MUFGカード盗難紛失受付センター
 0120-107-542(24時間 年中無休)

DCカード盗難紛失受付センター
 0120-664-476(24時間 年中無休)

Kips三井住友カード紛失・盗難受付デスク
 0120-919-456(24時間 年中無休)

JCB紛失盗難受付デスク
 0120-794-082(24時間 年中無休)

Kips UCカード紛失・盗難専用ダイヤル
 大阪 06-7709-8500(24時間 年中無休)
 東京 03-6688-7669(24時間 年中無休)

紛失・盗難時のお問合せ - 近鉄グループのKIPSカード

 

6.付帯保険

①国内外の傷害保険は付帯しない。

②ショッピング保険(JCB、三井住友の場合)

海外でのカードによる購入品を、購入日から90日間、年間最高100万円まで補償がある(自己負担は、1回の事故につき1万円)

③盗難・紛失補償

付帯しない


7.追加発行可能なカード

①家族カード

年会費400円(税別) 本会員が無料の年度は家族会員も無料となる。


②ETCカード

JCB、UCは発行手数料、年会費とも無料。三井住友は年会費500円(税別)、MUFG・DCの場合は発行手数料1000円(税別)がかかる。

 

8.メリット

①近鉄百貨店での割引

年間利用額により次のよう還元率が上がる。

  ・30万円未満     ー100円につき5ポイント(還元率0.5%)
  ・30万円以上50万円未満ー100円につき8ポイント(還元率0.8%)
  ・50万円以上     ー100円につき10ポイント(還元率1%)

 

②PITAPA

追加発行のPITAPAは「利用額割引」や「区間指定割引」が近鉄区間でも対象となるため、定期券を購入するほど使う場合は割引とKIPSポイントが0.5%付くことになる。

 

③その他の近鉄グループでの割引

近鉄系のホテル・旅館で5-20%の割引があり、パルケ・エスパーニャでは入園券が20%割引となる。


9.デメリット

①還元率が0.5%と低く、近鉄グループ以外ではメリットがない。

※事例

例えば、近鉄上本町駅からすぐのシェラトン都ホテル大阪で宿泊の場合、KIPSカードでは宿泊料の10%引きの上、還元率は1%となる。ここでアメックスSPGカードを使うと宿泊料の割引はないが、部屋のアップグレードの可能性やレイトチェックアウト等があり、SPGゴールド会員の方がトータルでお得ではないかと思う。宿泊料によって差は微妙かも知れないが、部屋のアップグレードがあればそれだけでSPGの方が優位だろう。宿泊時のホテルレストラン利用時の割引もKIPSカードは10%、SPGカードは15%である。貯まったポイントをマイルに交換する場合も、KIPSはポイントが半減する上、対象の航空会社も日航等多くない.SPGはまとめて交換すると25%のボーナスが付く上、対象航空会社も40社以上あるため、KIPSに較べて有利である。年会費がKIPSが1,250円、SPGが31,000円なので比較に無理があることは確かだが。

 

②国内外の旅行傷害保険が付帯しないことやショッピング保険があっても海外限定になっており、ほとんど使えない。

 

10.比較対象カード

 KIPSクレジットカードは発行元や提携先の違いで8種類の一般カードと2種類のゴールドカードが発行されている。一般カードに限定すると還元率は0.5%で一定、サービスには近鉄グループでの利用時はほぼ横並びで、それ以外にそのカード特有のサービスが付加される場合がある。ETCだけを見ても発行手数料や年会費がバラバラなので要注意だ!!