出光まいどプラスというクレジットカードがある。出光のスタンドで割引があり、ガソリンや軽油をよく入れる人には有用なカードである。
0.まとめ
結論として、還元率さえ気にしなければ使い勝手の良いクレジットカードである。いろいろな保険が付帯していないのがかなりのマイナスポイントであり、それさえ補完できるカードと併用できれば、特に給油回数の多い利用者にはメリットの多いカードとなるだろう。
1.年会費
永年無料
2.ポイント還元率
0.5%
3.ポイント交換
①日本きらり(~2,000ポイント)
②日本きらり(2100ポイント~)
③健康ライフ
③充実ライフ
④アポロハット
⑤社会貢献
⑥サービス&ギフトカード
⑦ガソリンの1年間値引き 期間限定アイテム
詳細は下記リンク先で御確認下さい。
4.ポイント有効期限
獲得月から3年後の3月末まで(最長3年間)
5.付帯保険
①国内外の傷害保険は付帯しない。
②ショッピング保険
JCBブランド限定で海外でのカードによる購入品を、購入日から90日間、年間最高50万円まで補償がある(自己負担は、1回の事故につき1万円)
※年間とは、毎年7月1日より1年間
③盗難・紛失補償
カードの盗難・紛失により、カードが不正使用された場合、お届け日を含めて61日前までさかのぼり、その後に発生した損害を補償。
6.追加発行可能なカード
①家族カード
年会費無料
②ETCカード
発行手数料、年会費とも無料
7.メリット
①給油時の値引き
出光のスタンドでは会員価格となり、カード決済で2円引きとなるため一般表示価格より5円程度は安くなることが多い。
②Web明細利用者
毎年4/11から5/10の1ヶ月は3円引きとなる。ちょうどゴールデンウィークにかかるため、使う機会も増えるだろう。上限が100Lまでなので、これを越えると2円引きとなる。
③ねびきプラスサービス
1年間540円のオプションで「ねびきプラスサービス」というものがあり、1ヶ月の利用料金が30,000円以上の場合、ガソリンが1円割引で月間利用料が1万円ずつ上がると割引料金が1円ずつ増えていき、最大で8万円以上の利用時に6円引きとなる。通常の2円引きと合わせると8円引きとなる。月間利用料が3万円以下の場合はメリットは全くない。なお、この月間利用料とは給油だけでなく、一般的なクレジット決済も含まれるため、ヘビーユーザならハードルは高くないだろう。
④追加発行カード
家族カード、ETCカードの年会費等はすべて無料である。
⑤西友、リヴィンやサニーの店舗での割引
このカードはセゾンかーどでもあるので、西友、リヴィンやサニーの店舗で毎月5日と20日は食料品、衣料品、電化製品などが5%引きとなる。
8.デメリット
①還元率が0.5%と低いこと
自分ならメインのカードとして使うのは難しい。
②国内外の旅行傷害保険が付帯していないこと
付帯していないものを補う意味でも保険が自動付帯のカードが必要となるが、年会費無料で保険が付帯し、還元率が高いカードもあるのでそちらをメインで使い、このカードは給油専用とする方が賢明だ。なお、このカードには年間750円のオプションでロードサービスがついてくるが、ENEOSカードなら標準で付帯しているため、メリットかデメリットかは利用者の判断とさせて頂く。
9.比較対象カード
同じ出光カードでも年会費は発生するが、海外旅行傷害保険が付帯し還元率の改善やサービ追加になっている次のようなものがある。利用方法を考慮して入会されればと思う。
①出光カード:初年度のロードサービスが無料となっているがサービス内容は本カードと大差ない(初年度無料、次年度以降税別1,250円)。
②出光ゴールドカード:各種保険が付帯するほか、いくつかのサービスが標準装備となっている(年会費税別10,000円)。
③“ザ・ゴールド“出光セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード:還元率が1.6倍(0.8%)にアップされる、各種保険が付帯する、アメックスのサービスを受けられる(年会費税込7,600円)。
④出光ゴールドカード:各種保険が付帯するほか、いくつかのサービスが標準装備となっている(年会費税別10,000円)。
④“ザ・プラチナ”出光セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード:還元率が2倍(1%)にアップされる、各種保険が付帯する、いろいろなサービスが標準装備となる。ホテル優遇、ラウンジ利用等のサービスを受けられる(年会費税別20,000円)。