NTTグループカードレギュラーというクレジットカードがある。ポイント還元に2つのコースを設け、NTT関係の支払いでは得をするようだがそれ以外ではそうなのか調べる。
0.まとめ
NTT関係の料金を月額15,000円以上使っている場合はこのカードは有効である。特にNTTグループの利用料金の支払い、出光サービスステーションでの利用、ネットショッピングの際に「倍増TOWN」を利用でお得であるがそれ以外では他の還元率の高いカードをメインにして使う方が良いだろう。
1.年会費
1,200円(税別) Web明細利用で年会費無料となる。
2.ポイント還元率
0.5%
3.ポイント交換
①おまとめキャッシュバックコース
毎月のショッピング利用合計額と対象の通信料金に応じてキャッシュバックする。
・キャッシュバック対象料金 NTTグループの光回線、ADSL、固定電話、プロバイダー料金、ドコモの携帯料金、その他サービス
②ポイント・プレゼントコース
利用金額に応じてポイントがたまり、景品やdポイント、ANAマイル等と交換できる。
4.ポイント有効期限
2年
5.付帯保険
①オンラインショッピング安心サービス(動産総合保険)
本カード利用のオンラインショッピングで購入した品物が、盗難、破損などの偶然な事故によって損害を被った場合、購入日から起算して90日間まで補償される。
②お買物安心補償サービス(動産総合保険)
リボ払い・分割払い(3回以上)で購入した商品に破損・盗難・火災などによって損害が出た場合、購入日から起算して60日間まで補償される。トータル年間限度額は100万円で、1事故あたり1万円の自己負担がある。家族会員の買い物も本会員同様に補償される。オンラインショッピングは1回払いでも対象で、店舗での購入品の場合、リボ払いか3回以上の分割払いが対象となる。
6.追加発行可能なカード
①家族カード
年会費無料
②ETCカード
発行手数料無料、年会費500円(税別)
7.メリット
①おまとめキャッシュバックコース
キャッシュバック率は通信費が多くなるほど高くなるため、15,000円以上では還元率は1.1-1.5%となり、実質年会費無料のクレジットカードとしては高還元といえる。このカード専用のポイントモール「倍増TOWN」にログインしてから掲載されているショップで買い物をすれば通常ポイント以外に「倍増TOWNご利用ポイント」が付与されポイントの2重取りができる。おまとめキャッシュバックコースの場合、倍増TOWN分のポイントを1ポイント=0.5円で換算してキャッシュバックされる。また、出光スタンドでの給油で2円/L以上の割引がある。
②ポイント・プレゼントコース
毎月のカードショッピング利用合計金額1,000円ごとにポイントが10ポイント貯まる。公共料金の支払、ETCの利用も同様に貯まる。NTTグループのおまとめ請求は200円につき2ポイント、tabalまるごと決済は200円あたり4ポイント貯まる。毎年2月~翌年1月の「ボーナスポイント計算期間」中の獲得ポイント数が累計で5,000ポイント達成ごとにボーナスポイント500ポイントがプレゼントされる。ポイント・プレゼントコースの還元率はものによって多少の差はあるが0.6%前後なのでおまとめキャッシュバックコースの方が有利だろう。
③全国の出光SSで、前月のガソリン代合計金額により2円/L-40円/Lの割引がある。
④NTTグループカードは「倍増TOWN」という大手ネットショップが集まるポイントサイトサービスを提供しており、「倍増TOWN」では通常1,000円で10ポイントのポイントとは別に、ショップ毎に定められた倍率のポイントが追加で付与され、最大で26倍のポイントが付与される。
8.デメリット
①NTT料金支払い以外では還元率が0.5%と低いこと。
②国内外の旅行傷害保険の付帯がないこと。
③ETCカードに年会費がかかること。
9.比較対象カード
このカードには1ランク上のNTTグループカードゴールドもあり、年会費は5,000円かかるものの年間利用額100万円以上で次年度は無料となる。そちらはいろいろな保険も付帯しているため、年間100万円以上の利用が見込めるなら初めからゴールドにするというのもありだ。