コスモ石油とイオンが提携して発行しているコスモ・ザ・カード・オーパスというクレジットカードがある。給油時の割引とイオンでの買い物でいろいろとメリットのあるカードだ。
0.まとめ
コスモ石油での給油とイオングループでの買い物に効果があるクレジットカードである。それ以外での利用は還元率が低いため、他の還元率の高いカードや傷害保険が自動付帯するカードを持てば困ることは少ないだろう。そういう使い方で問題ない人、近所にコスモ石油のスタンドとイオンモールがある場合などにはコスモ・ザ・カード・オーパスはお勧めできるクレジットカードだ。
1.年会費
永年無料
2.ポイント還元率
0.5%(イオン系列店では1%以上となることが多い)
3.ポイントの種類
①ときめきポイント
買い物等でイオンカード決済→200円で1ポイント取得
②電子マネーWAONポイント
電子マネーWAONポイント加盟店で電子マネーWAON決済→200円で1電子マネーWAONポイント取得
③WAONポイント
WAON POINT加盟店で電子マネーWAON決済またはイオンカードを提示の上現金等で支払い→200円で1WAONポイント取得+電子マネー支払いの月間累計利用金額によりたまるポイント500円(税込)ごとに1WAONポイント取得
4.ポイント有効期限
ときめきポイントの有効期限は最長2年だ。誕生月の11日~翌年誕生月の10日がポイントの獲得期間となり、ポイントの獲得期間開始日の翌々年誕生月末日が期限となる。
5.付帯保険
①ショッピングセーフティ保険
クレジット決済で購入した1品5,000円以上の商品が対象となりWAON払いは対象外である。偶然の事故(破損、火災、盗難等)で購入日から180日以内に被害を受けた場合、年間50万円まで補償される。スマホがショッピング保険の対象で、年会費無料のクレジットカードの補償対象としては他にはないことである。店舗での購入だけでなく、ネット通販で購入した品物も補償対象となる。なお、貴金属や自転車等一部補償対象外の商品がある。
②カード盗難保障
紛失・盗難によってコスモ・ザ・カード・オーパスを不正利用された場合でも、紛失の届け出が受理された日を含めて61日前に遡って損害額が補填される。5,000円以上の商品なら自己負担額がなく満額補償される。
6.追加発行可能なカード
①家族カード
年会費無料
②ETCカード
発行手数料、年会費とも無料
7.メリット
①ガソリン割引き
コスモ石油ガソリンスタンドでは会員価格で給油できる。
②ショッピングセーフティ保険が充実
たいていのショッピング保険は購入日から90日間の補償であるが、本保険は180日後まで補償される。また、スマートフォンが補償対象となっている。
③他のイオンカードと共通の優待
お客様感謝デー(毎月20・30日)のカード利用による5%割引や毎月10日は「ありが10デー」でWAONやクレジット払いでポイント5倍等多数の優待割引
④磁気不良カードのATMでの修復
これまで、磁気不良を起こしたクレジットカードは再発行してもらう必要があったが、2018年6月18日よりイオンATMで修復が可能となった(ICチップ搭載されたイオンカードが対象)。
⑤ETCゲート車輌損傷 お見舞金制度
「イオンETCカード」を利用している人を対象としたお見舞い金制度で、ETCゲートを通過する際に万が一開閉バーに衝突して車両が損傷してしまった場合、年に1回一律5万円のお見舞い金が支払われる。サービスへの申し込みは不要だ。
8.デメリット
①イオン系列店以外での低い還元率(0.5%)。
②電子マネーWAONチャージでポイントが付かない。イオンカードでポイントが付くのはイオンカード・セレクト(イオン銀行カード)のみ。
③国内外の旅行傷害保険が付帯しない。
9.比較対象カード
コスモ石油系のカードは本カードを含めて次の3種類が発行されている。
①コスモ・ザ・カード・トリプル(セディナカードと提携)
②コスモ・ザ・カード・ハウス(セディナカードと提携)
③コスモ・ザ・カード・オーパス(イオンカードと提携)
3種類のカード比較は下記リンク先で御確認下さい。
コスモ・ザ・カード 機能比較 | コスモ石油のカード | コスモ石油マーケティング株式会社
年会費が永年無料は③だけである。①、②はセディナ系カードであるため、イオン系店舗での優待はないが、ポイントキャッシュバック等セディナカードの優待が付いている。③は給油以外でもイオン系列店舗で広く利用できる。3つとも会員価格で給油できるため、既にイオンカードを所持しているかイオンを利用しないのであれば、①や②でも良いだろう。いろいろな店舗で割引があるのは③である。