NTTドコモが発行するdカードというクレジットカードがある。決済ブランドはVISAかMASTERの2択である。ローソン等でいろいろと割引があり、利用店舗によってはかなり使えそうだ。
0.まとめ
実質年会費無料のクレジットカードとして還元率はやや高め、dポイント加盟店での割引がかなり大きく、ポイントの有効期限も4年と長めである。ドコモ利用者以外でも利用している店舗がdポイント加盟店ならばかなりお得に使えるクレジットカードだと思う。ドコモユーザであれば電話代の10%引きがあるので年会費10,000円かかってもdカードゴールドを選択すべきだろう。
1.年会費
初年度年会費無料で2年目以降1,250円(税別)であるが、前年に1度でも決済していれば無料となる。
2.ポイント還元率
還元率が1%であり、実質年会費無料のクレジットカードとしては高い方である。公共料金や税金、民間の保険料などの支払い時もポイントが得られる。
3.ポイントの種類
dカードはクレジットカード、dポイントカード、iDカードの3つの機能を有しており、dカード特約店でdカード決済した場合、クレジットカードでの還元率1%のdポイントが間違いなく付いてくるが、dポイントカードのポイントが付かない場合があるので注意が必要である。dポイント加盟店が増えているので詳細は店頭やdカードのサイトで確認する方が良いだろう。
4.ポイント有効期限
dポイントの有効期限は48ヶ月後の月末まであるため、実質年会費無料のクレジットカードとしては長いといえる。
5.付帯保険
①海外旅行傷害保険
付帯されない
②国内旅行傷害保険
付帯されない
③国内外の航空機遅延保険
付帯されない
④ショッピングガード保険
海外での買い物は1回払いに対応しているが国内での買い物はリボ払いか3回以上の分割払いだけなので要注意である。
6.追加発行可能なカード
①家族カード
1名初年度無料、2年目以降、前年度に本会員あるいは家族会員に一度も利用がなければ年会費400円(税別)必要。
②ETCカード
登録手数料、初年度年会費無料、2年目以降前年度に1度も利用がなければ年会費500円(税別)が必要。
③iDカード
後払い方式の電子マネーで事前チャージと残高確認が不要だ。サインや暗証番号も不要なので支払いが簡素化され、iDの利用分にもポイントが付与される。
7.メリット
①通常の利用であれば実質年会費無料。
②dポイントの還元率が1%。
③ポイント有効期限は48ヶ月後の月末までと長い。
④公共料金や税金、民間の保険料などの支払い時もポイントが得られる。
⑤ETCカードも年一回以上利用すれば年会費はかからない。
⑥コンビニのローソン、家電量販店ノジマやドラッグストアのマツモトキヨシはdポイント加盟店であるため、3%割引と1%還元のポイント、1%のdポイントも加算され、約5%安く買えることになる。
⑦スターバックスやドトールのカードチャージでも4%引きとなる。
8.デメリット
①国内外の旅行傷害保険が付帯されないため、旅行時には付帯するカードを使うか旅行保険の加入を考える必要がある。
②ポイントの利用目的によりdポイントからPONTAポイントに移行する場合、5,000dポイントか10,000dポイントを移行することになるが、1回の移行につき250dポイントが手数料としてかかり、1年間で2回しか移行できない。移行しない場合はデメリットではないが移行する場合はデメリットといえるだろう。
③ショッピング保険対象は海外での買い物は1回払い、国内での買い物はリボ払いか3回以上の分割払いだけなので要注意である。
9.比較対象カード
・dカードゴールド
dポイントを扱っているクレジットカードが他に存在しないため、比較対象は同じゴールドカードだけである。年会費は10,000円(税別)かかるがdカードゴールドであれば傷害保険が付帯し、他のゴールドカードと同じレベルの特典がついてくる。そして、携帯料金が10%引きとなるため、家族みんなドコモで光回線もドコモを使っているならゴールドカードの方がお得になる場合がある。