徒然なるままに

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ANA VISA nimocaカード

 三井住友カードがANA、ニモカと提携して発行しているANA VISA nimocaカードというクレジットカードがある。飛行機搭乗でANAマイルが貯まる「ANAカード」、電車・バス利用でnimocaポイントが貯まる「ICカード nimoca」、ショッピング等でポイントが貯まる「VISA クレジットカード」の3機能が1枚に集約されたクレジットカードがANA VISA nimocaカードだ。

 

 

0.まとめ

 ANA VISA nimocaカードは交通系ICカード搭載で利用機会が多く、特に九州在住者にとってはメリットの多いクレジットカードである。また、2018年4月1日よりソラチカルートでLINEポイント経由以外の道が閉ざされたため、今後ANAマイラーの利用が多くなると思われる。

 

1.年会費

 年会費は初年度無料、2年目以降は2,000円(税別)だ。三井住友カードなのでリボ払い「マイ・ペイすリボ」に登録して年1回以上利用すれば750円(税別)になる。WEB明細を利用すると1,500円(税別)になる。但し、割引についてはどちらか一方しか選択できないため、前者の方がお得である。年会費750円(税別)は年齢制限のない一般ANAカードの中で年会費最安値だ。マイ・ペイすリボについてはこちらを参照→

マイ・ペイすリボ - 徒然なるままに

 

 

 

2.ポイント還元率

 ポイントは0.5%が基本で、前年の利用額によりV1-V3ステージがあり、300万円以上の利用(V3)で0.09%上昇する。ANAマイルに移行する場合、10マイルコース(年額6,480円必要)で1%還元、無料の5マイルコースでは0.5%である。

 

3.ポイントの種類

①フライトマイル

ANA一般カードなので通常のフライトマイルに加えて、区間毎のボーナスマイル「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%」が加算される。また、入会時に1,000マイル、継続時に1,000マイルを受けられる。

②nimocaポイント

交通系電子マネー「nimoca」が搭載されているのでnimocaポイントを貯めることができ、西鉄電車などの定期券を搭載可能だ。西鉄以外の全国の電車・バスで利用可能で、交通系ICカードで決済できる店舗での支払いにも使える。出張や旅行でもこれ1枚で東京や大阪の私鉄やJRで利用でき利便性が高い。nimocaポイントからANAマイルへの交換は10,000nimocaポイント→7,000ANAマイルで交換率70%である。

③ワールドポイント

VISAカードとして1,000円で1ワールドポイントがつき、5マイルコースでは5マイル(還元率0.5%)、10マイルコース(有料)では10マイル(還元率1%)となる。

 

4.ポイント有効期限

2年

 

5.付帯保険

①海外旅行傷害保険

1,000万円自動付帯(死亡・後遺障害と救援者費用のみ)で傷害治療・疾病治療(ケガや病気での入院費用など)は付帯しない

②国内旅行傷害保険

付帯しない

③国内航空傷害保険

航空機搭乗中のみ有効、死亡・後遺障害保険が1,000万円自動付帯

④ショッピング保険

最高100万円(自己負担3,000円)で補償期間90日。但し、ショッピング保険は海外、リボ払い、分割払いのみ対象。マイ・ペイすリボを登録している場合は国内利用でも適用される。

VpassID安心サービス

ネットショッピング等でIDやパスワードまたはカード番号を不正使用され、損害を受けた場合、届出日から60日前にさかのぼって補償される。補償限度額はカードの利用可能枠の金額となる。不正利用の補償サービスを受けるには、カード会員サイト「Vpass」にID、パスワードを事前に登録する必要がある。

 

6.追加発行可能なカード

①家族カード

年会費1,000円(税別)であるがマイ・ペイすリボを使うと513円になる。

②ETCカード

発行手数料は無料、年会費500円(税別)は初年度無料で2年目以降、前年に1回でも利用していれば無料である。

③iDカード

後払い方式の電子マネーで事前チャージと残高確認が不要だ。サインや暗証番号も不要なので支払いが簡素化され、iDの利用分にもポイントが付与される。

 

7.メリット

 飛行機搭乗でANAマイル、西鉄電車などの交通機関やnimoca加盟店での利用時にnimocaポイント、それ以外のカード利用でワールドポイントが貯まりそれぞれのポイントを相互交換できるため利用方法が広がる。一般的にはANAマイルへの移行が主流になるのだろうが、その時もポイントを10:7でマイルに変換できる点が最大のメリットである。その結果、モッピー等のポイントサイトで獲得したポイントをPexポイントに交換後、nimocaポイントに移行でき、かつてのソラチカルートのようなnimocaルートでANAマイルを獲得する方法が広まりつつある。

 

8.デメリット

 ポイント還元率が0.5%と低いため、年額6,000円(税別)で10マイルコースを選択し、還元率を1%にする必要が生じる。そして、最大のデメリットはnimocaポイントをANAマイルに交換するにはネットでは不可能で、函館と九州各地にある交換機まで赴き、交換機にカードを挿入して交換するというかなりアナログ的な状況である。九州や函館在住者にとってはデメリットではないが、東京や大阪にいる者は旅行か出張時に利用するしか他の方法がない。いずれはネットでできるようになって欲しいが。

 

 

9.比較対象カード

  ANA一般カードの場合、ANAマイルやクレジット決済ブランドのポイントに大差はなく、交通系ICカードの比較となる。ANA一般の交通系IC一体型カードは次のようなものがある。

・ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード

・ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

・ANA VISA Suicaカード

・ANA VISA nimocaカード

東京近郊に住む場合なら自分が使う交通機関が搭載されているものを選択できるし、九州在住ならANA VISA nimocaカードとなるだろう。ANA一般カードにはICOCAに対応しているものがないので関西及びその他地域の在住者は選択すること自体が難しい。しかし、ANAマイルを獲得するという目的があればソラチカルートがほとんど閉鎖された今、nimocaルートが新鮮で際立つわけで、ポイントサイトで貯めたポイントを九州か函館に赴いてANAマイルに交換するということを苦にしないマイラーが選択するはずだ。そういう理由でANA VISA nimocaカードを選択する者は多いと考えられる。

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