徒然なるままに

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Santos de Curtier Dunhill Millennium 電池交換(DIY)

 近所の時計屋が移転したため、腕時計の電池交換をしてくれるところがなくなり、結局、自分で交換することになった。

 

0.まとめ

 電池切れで止まった腕時計の電池交換はたいていの場合、裏蓋をはずせば交換できる。特殊な工具がないと手に負えない時計もあるが、一般的には裏蓋がネジ止めしてあるか圧着していることが多い。ネジ止めなら小型の精密ドライバで対応可能、圧着している場合はよく見ると若干隙間が大きくなっているところがあり、そこにカッターナイフの峰の部分を押し込めばはずすことができる(傷が付かないように!!)。時計で使っている酸化銀電池はネットで購入できるし、大きなカメラ店なら店頭でも購入できるようだ。電池の交換は簡単であるが、裏蓋を開ける時に工夫がいることもあり、万人にお勧めできるわけではない。また、保証期間内であれば勝手に触ると保証が効かなくなる場合もあるので、購入店に持って行って下さい。時計屋に行く時間がない場合など10分程度あればできるので、お忙しい方はお試し下さい。ベルトの交換や長さ調整ができる方なら楽勝のはずだ。

 

 1.経緯

 父の形見の腕時計が3つある。Santos de CurtierとDunhill Millennium、Rado Diastarだ。Radoは40年近く前、後の2つも30年近く前に父が購入し、はめていた物だ。どれもクオーツで数年に一度電池交換が必要だ。幸い、近くに舶来時計の電池交換が安い店があり、長い間お世話になっていたが、入っていたビルが耐震基準に満たないため建てかえとなり、閉店した。以前は駅前商店街に時計屋が何軒かあり、多少値段が違ってもぼったくるようなところはなかったのだが、いつの間にか時計屋が無くなっていて電池交換もままならない状態になっている。時計屋は行くところに行けばいくらでもあり電池交換もやってくれるのだが、そこまで行くことが滅多になかったりで、電池が切れた時計がそのままになっている。Dunhillが春頃止まり、Curtierも6月末に止まってしまった。Radoは昨年電池交換したので今も動いていて以下の理由で夏場に愛用している。数年前の夏、通勤で御堂筋を歩いている時、中国人旅行者がスーツケースを私の左腕にぶつけたことがあり、その時はめていた時計に多少のダメージがあった。それ以後、半袖時にはRadoの傷のつかない時計にしている。実はRadoは筐体もガラスもかなり硬く、カッターシャツの左の袖口がボロボロになるという欠点を有している。筐体はモースの硬度計でいう8、ガラスは人工サファイヤで8.5らしい。水晶が7なので、前に水晶とこの時計をこすり合わせてみたら確かに水晶が負け、傷ついたことがある。さすがに硬度9のルビーやサファイヤ、10のダイヤモンドとはこすったりはしていない。しかし、10月になり衣替えで長袖を着る季節になった。仕事中は袖口をまくり上げているが、通勤時は腕時計をはずしている。

 

2.作業

 結局、時計屋に赴く暇がないので自分で電池交換しようと考えた。時計の裏蓋を開け、電池の型番を調べた。酸化銀電池でCurtierはSR716SW、DunhillはSR920SWであった。

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ネットで検索したら1個200円もしないようなので、5個セットの物を買うことにした。別の小さな置き時計の電池がSR626SWだったのでそれぞれ5個セットのものを購入したが計15個全部で1,600円で少しばかりのおつりがあった。

 

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それぞれの時計の電池を交換する。

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交換が終わったら裏蓋を装着する。Dunhillは裏蓋を圧着、Curtierは裏蓋を8個の精密ネジで固定(以前に1個紛失し実は7個)する。

 

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電池切れで止まっていたCurtierとDunhillが復活、Radoはシーズンオフで来年の夏まで冬眠だ。

  

3.おまけ

・Santos de Curtier ベルト洗浄

 電池交換で裏蓋をはずしたついでにベルトもはずして洗浄しようと思う。

 

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3年くらい洗っていないのでベルトの裏はかなり汚れている。

 

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洗面器に少量の水を入れ、ベルトをしばらく放置。その後、歯ブラシに石鹸をつけてゴシゴシ洗浄、水が黒ずんだw

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これで洗浄が済んだので水で洗い流した後、自然乾燥させる。

 

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 購入から30年近くたっているので新品同様とはいかないが、汚れが落ちてきれいになった。