徒然なるままに

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アメリカン・エキスプレス プラチナ・カードの諸改善 2018年10月15日付

 アメリカン・エキスプレス社が発行しているプラチナ・カードがある。「プラチナカード」は一般名詞であるが、「プラチナ・カード」はアメリカン・エクスプレス社の登録商標である。アメックス最上位のセンチュリオンカードの取得は一般庶民にはほぼ不可能なので、取得できるアメックスカードでは事実上の最上位カードといってもいいだろう。それがこのたび、いくつか改善されたので記事にしたいと思う。

  

0.まとめ

 今回の変更の目玉である従来のプラスチック製からメタル製のカードに変更になったが、年会費は税別13万円のままで、いろいろな特典や優待を考えたら、使いこなすのが大変なくらいメリットがあるクレジットカードだ。他社最上位のブラックカードに匹敵するかそれを上回るものである。365日24時間対応のプラチナ・コンシェルジェ・デスク、ホテル優待、付帯保険の充実など特典を使いこなすほど良さのわかるカードとなっている。ゴールドカードで招待状を待つ以外にも所持者に紹介してもらったり「突撃入会」も可能らしいので、使いこなせる人にはお勧めのカードである。


1.年会費

13万円(税別)

 

2.ポイント還元率

0.5% メンバーシップリワードプラス(無料)に登録済みなら1%(対象により変化する)

メンバーシップリワードプラスはWebで申込可能だが、プラチナカード会員はコンシェルジェに電話連絡すれば対応してくれ確実である。

 

3.ポイント有効期限

通常は3年であるが、プラチナ・カード会員はメンバーシップリワードに登録すればポイント有効期限はなくなり無期限で貯めることができる。

 

4.ポイント交換

100円利用で1ポイント貯まり、1,000ポイント単位で交換可能

詳細は下記リンク先で御確認下さい。

 プラチナ・カード®のポイント・プログラム

 

主な交換先としては16航空会社のマイル、Tポイントや楽天スーパーポイント、ホテルポイント(spg、ヒルトン)、商品券やクーポン券等多数。

  

【ボーナスポイントプログラム】

100円=3ポイント

※対象加盟店での利用で100円=3ポイント(通常ポイント1ポイント+ボーナスポイント2ポイント)となる。ボーナスポイントの上限は、毎年9/1から翌年8/31までをプログラム年度とし、年間100,000ボーナスポイントまで。

なお、利用するには「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録に加えて、別途 「ボーナスポイントプログラム(参加費無料)」への登録が必要だ。 

 

5.付帯保険

詳細は下記リンク先を御参照下さい。(Adobe Readerが必要です)

旅行関連保険 - アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのトラベル - クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)

 

①海外旅行傷害保険(利用付帯)

 

  補償項目 カード会員 会員の家族 家族カード会員
海外旅行 傷害死亡・後遺障害 最高1億円 最高1000万円 最高1億円
傷害治療費用 最高1000万円 最高1000万円 最高1000万円
疾病治療費用 最高1000万円 最高1000万円 最高1000万円
賠償責任 最高5000万円 最高5000万円 最高5000万円
携行品損害(※1) 1旅行最高100万円 1旅行最高100万円 1旅行最高100万円
救援者費用(※2) 最高1000万円 最高1000万円 最高1000万円

※1:免責3,000円、年間限度100万円
※2:保険期間中

 

②国内旅行傷害保険

 傷害死亡・後遺障害(利用付帯)

  カード会員   最高1億円

  会員の家族   最高1000万円

  家族カード会員 最高1億円

 

③国内外の航空機遅延保険

 

保険金の種類 金額
乗継遅延費用 最高3万円(宿泊料金や食事代)
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 最高3万円(食事代)
受託手荷物遅延

最高3万円(衣類や生活必需品の購入費用)

受託手荷物紛失 最高6万円(衣類や生活必需品の購入費用)


④プロテクションサービス

・キャンセル・プロテクション(急用や急病で旅行やコンサートをキャンセルした場合の補償)
・オンライン・プロテクション(不正カード取引の補償)
・リターン・プロテクション(販売店が返品を受け付けない場合の補償)
・ショッピング・プロテクション(買ったものが破損、盗難の場合の補償)購入日から90日間、1名につき年間最高500万円まで補償されます。特筆すべきなのは、スマートフォン、パソコンも補償の対象である点です。iPhone、Xperia、GALAXY、iPad、ノートPCなどをアメックスで購入すると、しっかりと補償対象となります。
・カード緊急再発行

詳細は下記リンク先を御参照下さい。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのセキュリティ - クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)

 

6.追加発行可能なカード

①家族カード

家族4名無料


②ETCカード

発行手数料850円(税別) 年会費無料

 

③ACカード(Additional Card:追加カード)

発行手数料、年会費とも無料

プライベート用とビジネス用、あるいは国内用と海外用等で使い分ける事が可能。紛失等で再発行するとカード番号が変わるため、毎月支払いがある公共料金等の固定費の変更手続きが必要があるが、一方を持ち出さないとしておきそのカードを利用すればそういった問題をクリアできる。

 

7.メリット

①プラチナ・コンシェルジェ・デスク

アメックス プラチナ・コンシェルジュはカード本会員と家族会員が365日24時間いつでも利用できる秘書サービスだ。色々な事を頼んでも「No!」と言わずに対応してくれる。愛想も良く電話を切る前には「朝晩の気温が低くなってきましたので…」と気遣いの言葉までかけてくれる丁寧さがある。

 

②ホテル上級会員資格

・ヒルトンオナーズゴールドエリート会員(ヒルトンホテルズ)

・クラブカールソンゴールドエリート会員(カールソンレジドールホテルズ)

・ゴールデンサークルジェイド会員(シャングリラホテルズ)

・マリオットリワードゴールドエリート会員(マリオット・リッツカールトン・spgホテルズ)

 

上記ホテルでウェルカムプレゼントや下記項目が無料サービス(内容はホテルにより異なる)の優待がある。

・部屋のアップグレード

・アーリーチェックイン、レイトチェックアウト

・朝食無料

・スパ・プール・インターネット

本会員および家族会員が対象の特典だ。 

 

③ファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)

上記②以外の世界900カ所以上の高級ホテルで同様の優待がある。

 

④ファイン・ショッピング

高級ブランドショップやブティックなどで、営業時間外(閉店後1時間程度)での店内貸切ショッピングやVIPルームでのシャンパンサービス、購入商品の無料配送など、VIP待遇でのおもてなしなど数々の特典が用意されている。

 

⑤プラチナ・カード・アシスト

レストランの予約、医療機関の紹介、緊急時の支援等の日本語の電話サポートが受けられる。世界中のほとんどの国から24時間365日、通話料無料またはコレクトコールで連絡できる。プラチナ・コンシェルジェ・デスクの海外版。


プライオリティパス(プレステージ会員)が無料

カード本会員と同伴者1名、家族カード会員が対象で利用回数の制限無し


手荷物無料宅配サービス

海外旅行の際に、出発時の自宅から空港、帰国時の空港から自宅まで、カード会員1人につきスーツケース2個を無料で配送できる。羽田空港(国際線)、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港で利用できる。

 

⑧ダイニング・アクセス

対象のレストランで、所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分のコース料理代金が無料となるサービス。

 

8.デメリット

①年会費が高額

旅行やレストラン利用の機会が多ければ多いほど特典を有効に使えるが、そうでない場合は年会費が高く感じるだろう。このカードの入会動機がそういったことで利用するのが前提だと思うので、使いこなせば高くは感じないはずだ。

 

②利用できる店舗が少ない

 アメックス・プラチナカードの問題というわけではないが、アメックスは北米や日本国内ではそこそこ使えるもののそれ以外の地域では使えないこともあるため、その場合はVISAやMASTERカードをサブカードとして持っておく方が無難だろう。

 

9.比較対象カード

 年会費や特典が似通っているクレジットカードとしてダイナースクラブプレミアムカードが上げられる。本カードとダイナースクラブプレミアムカードは年会費がともに13万円(税別)で、家族カードも無料で発行してくれる。

アメックスは旅行関係が強く、ダイナースはレストラン等での食事に重点を置いているというのはカードのグレードを問わず特典によく現れている。ホテル関係の優待ではアメックス プラチナの方が上級会員として利用できる店舗数が圧倒的に多く、ダイナースプレミアムには一休ダイヤモンド会員が付帯しており、国内のホテルや旅館ではそこそこ使える。一方、レストラン関係ではダイナースプレミアムは「ダイナースクラブ プレミアム エグゼクティブ・ダイニング」の約320店舗で1名分無料(2名以上利用時)となるのに対してアメックス・プラチナの「ダイニング・アクセス」では約30店舗となっている。このように利用目的がはっきりしている場合は、それに合わせて選ぶのがいいだろう。

 但し、ダイナースは2018年になってから改悪が続いており、BMW車購入時の還元率が半減したBMWダイナースカード(プレミアムカードを含む)やマイル還元率が2→1.5%(一般店舗、ANAグループは2.5%に上昇)になったANAダイナースプレミアムカードなど、魅力あるカードのメインの部分が改悪されており、将来性に不安が伴うものとなっている。それに対してアメックスプラチナカードはメタルカードへの切替や「突撃入会」が可能となるなど会員数を増やす努力をしており、ダイナースのような不安を感じさせないところを評価したい。

 

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